「優…にぃ?」 「えっ?」 声に気付いて顔を上げると、駿が心配そうに覗き込んでいる。 「顔色、だいぶ悪いよ」 「お前、音も無く近付くなよ。怖いだろ」 何度か瞬きしながら、何とかしっかりしようとした。 「何度も声かけたよ。いつもよりボーッとした顔でボーッとしてたのはそっちだろ?」 笑いながら明るく話す。 「人の事をバカみたいに言うなよ」 疲れた顔で静かに笑った。