車は重い空気のまま、駅前の広い道を走って行く。 高校生達が楽しそうに喋りながら歩いているのが見え始めた。 不信な気持ちのまま、空は黙ってフロントガラス越しの景色を見ている。 「あぁーーーっ!!」 空がいきなり大きな声を上げた。 駿が驚いてブレーキを踏む。 「何だよ!!」 今日の駿はやけに怒る。 「あ…あれ!!」 空が驚いた顔でフロントガラスの先を指差した。