妹A ~5人兄弟+1~

「何を?」



「それがさぁ。優にぃ、めちゃめちゃ可愛い子と喋っててさ。嬉しそうに。…あれはどう見ても惚れてるな。その子を見つめる目が違うんだよ」



思い出すように頷きながら窓越しの木々を見た。



「どう違うの?客だろ?」



前方から目を離さず大して興味なく言う。



「客じゃないなぁ。あれは。とにかく嬉しそうで、顔が違う。…満面の笑み?いとおしそうに見つめちゃってさ。今にもとろけそうだったよ」



「へぇ。可愛い子なんだ?若いの?」



普段は見せない顔の優の話にちょっと興味が湧く。



「それが!!大変なんだよ」



空の口調が変わった。



「何が?」



駿が食いついた。