妹A ~5人兄弟+1~


「駿にぃ、まだいたの?学校、間に合う?」



「あーっ!!ヤベッ!マズイ。遅刻だよ。優にぃ、詳しくは帰ってから聞く。…あっ、今日はゆっくりしろよ」



急いで食器を流し台に置き、トイレに駆け込んで行く。



声をかけたのは最後に起きて来た空だった。



「駿にぃ、オレも遅刻しそうでさぁ。頼むから途中まで乗っけてくんない?」



トイレのドア越しに困った声を出す。



どうやらそれが目的のようだ。



「すぐ出るぞ!」



中から駿が叫ぶ。



「よっしゃあ。アッシー、ゲット♪」



持っていたチャリの鍵を玄関の下駄箱の上にヒョイと投げた。