妹A ~5人兄弟+1~


「はい」



つかさは今見つけた、元気な方のクローバーをスバルに渡した。



「何?」



訳の分からない顔でつかさを見る。



「あのおまじないは私には必要ないでしょ?だからお互い、交換して持ってようよ。まっ、この四ツ葉のクローバーもスバルが見つけたようなもんだけどね」



笑顔と一緒にまたあの香りが鼻をくすぐる。



「…分かった。その四ツ葉のクローバーは本当に幸運を呼ぶからな。大事にしろ」



照れながらも嬉しさは隠せない。



「うん。ちょっと元気ないけどね。押し花にする。その四ツ葉のクローバーも大事にしろよ」



つかさが大きな目でチラッと見ながら小悪魔っぽく言った。



「何だよ。命令形か?」



「そうだよ」



下から見上げる目の動きが色っぽくてドキッとする。



「お前…」



「フフ…」



2人は顔を見合わせて幸せそうに笑う。



全て上手く行く―



楽しい明日が待っている。



それ以外はそこになかった。