妹A ~5人兄弟+1~

仕方なくつかさはアスファルトを目で追いながら歩く。



ぶつけようのない気持ち…
もしかしたら今、来てるかもしれない。
何で来なかったの?
まさか、事故!?
急病!?



色々な想いが解決出来ないまま、頭を持ち上げる。




つかさは、突然止まったスバルにぶつかった。



「痛っ!!」



驚いて顔を見上げると、悪戯っ子っぽく笑いながら顎で前の方を指していた。



つかさは不審な表情を浮かべながらゆっくり前を見る。




「…す…すごい。すごい!すごい!!」



つかさは繋いだ手を振りほどいて走り出した。




目の前に広がる景色。



それは、真っ青な空と立体感のある真っ白な雲。



そして…弾けるように咲き誇る、黄色が眩しい向日葵畑。



「見て!!見て!!見渡す限り、向日葵だよ!」



つかさは向日葵畑の中に真っ直ぐ走りながら入って行った。