妹A ~5人兄弟+1~

「あんなの挨拶じゃない。早く行って!!」



間近にあるスバルの顔をまともに見れずに、横を向いたまま答える。



こんな所を『あの人』に見られたら…
つかさは焦ってもいた。



「挨拶?」



「そうよ。あんなの挨拶よ。だから、もう行って!」



2人の苛立ちがぶつかり合う。



「お前は挨拶でキス出来るんだな」



そう言うなり、スバルの口がつかさの口をふさいだ。



突然…でも、それはとても優しく、ふわっと柔らかく、つかさに対しての愛情を感じるキスだった。



「な……、何にするの!?」



つかさはスバルを突飛ばした。



「オレのは挨拶じゃない!……行くぞ!!」



スバルがつかさの手を引く。



つかさは少し抵抗したものの、観念して歩き出した。