「忙しそうな子…だな。」 優は後ろ姿を目で追いながら、明日の事を考えていた。 「何着て行くかな?…あっ、ガソリン入れとかなきゃ」 つかさが見えなくなった先を、まだぼんやりと見続けている。 「まさかスバルの同級生…って事はないよな?」 ちょっと気にはなったものの、そんな偶然は有り得ないと都合良くすぐに打ち消す。 そんな事より、久しぶりに『明日』にときめく気持ちの方が大きかった。