「明日はまだ学校あるんじゃないですか?」



優が困惑した顔で言う。



「明日がいいんです」



「でも…、終業式なんじゃ…」



たった1日とは言え、まさかサボらせる訳にはいかない。



「だからいいんです。やる事ないから」



つかさは優をじっと見つめる。



「…分かりました。明日行きましょう」



優は負けたように優しく言った。



「ありがとうございます!!あの、明日7時位に待ってます。ここのお店の前で。いいですか?」



優はニッコリと頷く。



つかさは左の髪を耳にかけると、サッとお辞儀をして走って行ってしまった。