教室のドアを開けて入ろうとした時、誰かが横を風のように通り過ぎた。
「バカね」
「えっ?」
確かに今、耳元で声がした。
「…誰?」
フワァ~っと、またあの甘い香りが鼻をくすぐって行く。
「夏川…つかさ?」
スバルはつかさの均整のとれた後ろ姿を目で追った。
つかさは何事もなかったかのように席につく。
「バカ…って言った?」
つかさのほのかに甘い香りは、スバルの食欲を軽く刺激した。
2つの獲物を逃したスバルは肩を落として席についた。
「朋にぃの弁当だけじゃ、昼から生きて行けねぇな…」
指先でシャーペンをクルッと1回、回した。
「バカね」
「えっ?」
確かに今、耳元で声がした。
「…誰?」
フワァ~っと、またあの甘い香りが鼻をくすぐって行く。
「夏川…つかさ?」
スバルはつかさの均整のとれた後ろ姿を目で追った。
つかさは何事もなかったかのように席につく。
「バカ…って言った?」
つかさのほのかに甘い香りは、スバルの食欲を軽く刺激した。
2つの獲物を逃したスバルは肩を落として席についた。
「朋にぃの弁当だけじゃ、昼から生きて行けねぇな…」
指先でシャーペンをクルッと1回、回した。

