駿は景色のいい海岸沿いに車を停めた。 「駿の運転する姿、カッコイイ…」 「普通だって」 シートベルトを外しながら軽く言う。 「絶対に誰も乗せないでね。男の人もダメ。この場所は私だけの物だから」 理彩は助手席に深く座り直すと真剣に言った。 「男は許してくれよ。兄貴も弟もいるんだから」 優しく微笑んで理彩の髪をそっと直す。 理彩は大人な駿が好きで好きでたまらない。 車から降りて海を見つめる姿に、思わず抱きつきたくなる衝動を覚えた。 「駿…」