秋くんを見上げると
   少し機嫌が悪そうだった


「怒ってる??」


僕ゎ悲しい声で聞いた


「いや別に」


冷たい口調


(怒ってるじゃん!!ばか)


喉まで出かけた言葉を飲み込む


不意に名前を呼ばれたから


「いや~ん♪りゅうちゃん♪」


振り返ろうか迷って
僕ゎ振り返らないことに決めた


「どうもっ」


短く挨拶したのゎ秋くんだった