「あー、うん」 あたしが言いにくそうに言う。 だって、『これは健ちゃんのだよ♪』なーんて言えないもんっ!! 「ねえ、誰に渡すの??」 「え、なにを…??」 「チョコ。‘本命’の。」 やっぱり強調してるよ~ 「早く言って。 じゃないと、このまま顔近づけるよ??」 悩んでいる間に健ちゃんの顔はあたしの顔の目の前にあった。 でも、言うわけにはいかない。 女の意地だ←