ガタガタと、耳障りな音を聞きながら 『助かった』と心の底から喜ぶ俺。 窓の外を眺めながら 「あれ?近藤と沖田は休みか?連絡なかったけどなー」 そう言って頭をぼりぼりと掻き毟る副旦の声を右から左にスルーさせた。 ああ、多少の問題は発起したが、いつもの日常が始まった--------。 だが。 その日常が、あっという間に消え去る事を 今の俺は まだ知らない。