しかしそれ以降も、何者かに見られている気配は続いた。

「やっぱり気のせいじゃなさそうね・・・」

イシュは注意深く相手の出方を伺った。


ある日のコンビニの帰り道。

その日も明らかに、誰かがイシュの後を付けてきていた。

イシュは今日こそ確かめてやろうと思った。

途中までは ある程度の距離を保ったまま普通に歩いていたが
突然走り出すと、次の角を右折した。

そしてすぐに建物の陰に隠れて様子を見ていた。