その筆頭が春慧だ。


知勇の臣であった。あの愚かですぐに酒や女に走りがちだった先王が、玲という国の内政と国土を維持することができたのは、偏に春慧を軍師に任命していたからに違い有るまい。





どちらにせよ、玲瑛には猶予が無かったのだ。