お礼をいって、クラスに入ると すでに李音が座っている席の周りにはたくさんの女子で溢れていた。 「佐伯くん!あれ本当なの!?」 「嘘だよね!?」 「ていうか彼女なの!?」 「佐伯くんにとって、水野さんって何!?」 そんな台詞が聞こえてくる。 一方李音は腕を組んで口をへの字に閉じていた。 どうして李音と仲の良い女子がいる、 というだけでそんなに騒ぐのだろう。 それぐらい居たって、何の不思議でもないだろうに。 しかも私は、彼女とかじゃなくて、 “ただの、幼馴染”それだけなのに。