家に帰り、ベッドに寝転んだ。 さっきから同じことが頭の中を回っている。 だって、考えられる? 彼氏が引越しちゃうなんて。 しかも向こうの大学には合格したらしい。 「相談くらいしてよ、馬鹿拓哉」 でも…私は受験シーズンは勉強に集中していて、もし引越しのことを聞いていたら集中も切れていたかもしれない。 それは拓哉の優しさだった。 それにあの時、一人暮らしができないと言ったとき。 一緒に暮らそう、と言えなかった自分に情けなさを感じた。 #