「くらえっ、ミーさん!」
「ミーっ」
尻尾がまた立つ。というよりも、怯えていた全身が元気になった。
「ほれほれー」
「ミッ、ミー」
元気な体ではしゃぐ猫。どうってことない、普通だ。猫じゃらしを前にした猫はみんなこうなる。
「どうだっ、くらえっ」
「ミーっ」
茎めいた柄に、先にはピンク色したふわふわ。それを持った姫は白猫の前で、動かしていた。
ひょいひょい動かせば、ひょいひょいと肉球パンチをしてくる猫。
「おお、やりますねっ。素晴らしい猫パンチだ。なら、これはどうでしょう」
猫じゃらしを高くあげる。それを逃がすまいと、白猫はふわふわにしがみついた。
ぶらんぶらんと、後ろ足はついているものの、伸びきった体は干し物状態だ。


