「ひ、姫っ、さっきのはなんなんだったんですか!」
「ああ、ミーさんは本当は門番だったみたいですね。いやぁ、まんまと騙されてしまいましたね」
「いやいや、そのくだりがあって、なんかこう……劇的なシーンがありませんでしたかっ」
「ただの猫が門番やっているだなんて、かなり劇的ですよねぇ。さすがはこの世界を作った主、適当すぎる」
「だからそうじゃなくてぇぇっ」
「おいおい、静かにしてくれねえか。金髪。昨日、酒飲んで、アルコールが今頭にきてんだよ」
「ミー」
「本当に落ち着きない変態にゃ。――そうですよ、クロス。あまり騒ぎ立てては人様の迷惑になります」
「どうして俺だけがこんなに、はぶかれるんですかっ」
納得いかないっ、としてもクロスの味方になる者はいないし。
まして――


