姫様とウサ耳はえた金髪童顔



「ええ、本当です。現にあなたの金髪は白色になり、今無性にニンジンが食べたくなっているはずです」


「そ、そんな、白、白になっているんですか、俺は!いや、でも、ニンジンなんか食べたくないですよ」


「実はさっき、あなたのカップに注いだのはニンジンティーです。美味しすぎる紅茶だと思ったでしょう」


「ま、まさかっ、そんなっ。知らない内にウサギ化しているなんて!てっきりアップルティーだと思って美味しいと……っ、ウサギ化なる前にぃぃぃ」


「黙れ、ウサ耳。お茶会最中に流血シーンなど見たくない」


剣抜こうとするクロスに一撃。さながら母親が悪ガキを叩くのに近い行為だ。


いってー、と頭をふせるクロスを無視し。さてととロードは、主催者の横に移動した。