姫様とウサ耳はえた金髪童顔



顔を上げる。日差しを浴びてきたロードがお盆を持ってこちらに近づいてきた。


お盆の上にはティータイム一式セット。


「昼食には少し時間がかかる。これでも飲んでくつろいでおけ」


ロードが来たのはそんな理由からだったらしい。


昼食がまだできないのは残念だが、紅茶を持ってきてくれたのは誉めることだろう。


「お、気が利くなロード。そこに置いとけ――だっ」


蹴られた。
軽い蹴りのためダメージは少ないが、屈辱的気分を味わう。


殴りたいが、姫が近くにいるならば出来ずにクロスは拳と握りしめるだけで終わった。


置いとけと言われたからではないが、クロスの横にカップが置かれて。次は姫にカップが渡された。


「やはりロードの紅茶が私は大好きです」


「ならば何よりだ」


「頭、すっきりしましたね」


「……、やめてくれ」