姫様とウサ耳はえた金髪童顔



情けない姿では笑われてしまう。


“これからきっと会える片割れたち”に笑われてしまうから。


『オオォォォン!』


“ああ、任せておけ”


そう彼らに応えたからには屈するわけはいかなかった。


誰に与えられたかも分からない生きる意味――繋がられた鎖を断ち切ることばかりをしていた“残り物”は、彼らの意志を持ち動いている。


生からの逃走を夢見ていた“彼”が、初めて知った本当の生きる意味。


自分の願いではなく片割れたちの願い。片割れは言ったのだ、生きろと。“彼”が嫌う命運で縛られようとも任せたと言って消えてしまった。


任せた――信頼を受け取ったのだ、“彼”は。“彼”が唯一、信頼する片割れたちから。


だから、嫌な命運でも逃走しない。鎖に繋がれたままだろうとも、門番という役柄に強制的に配役されても――“彼らの言葉”を無意味にしたくなかった。