「余は、産まれながらの災厄だ」
自分の存在表明を、全世界の崩壊とした。
寒気が濃くなる。
だが、数秒すればすぐに引いたのはやはり慣れなのだろう。
さながら、“その対等”をなめるなと言いたげに。
「私は、そんなあなたも良いお友達として見てますよ」
「世辞でも受け取っておこうかのぅ」
「いえいえ、そんな悲しいことを言わないでほしい。時折あるあなたの遊びがなければ、ええ、私とてあなたと話すのは楽しいですよ。
“世界の終焉たる災厄”(ラグナロク)、私はあなたが大好きだ」
「……、そなたにはやはりかなわぬよ。人の嘘は見抜くのは得意なんだが、それがあるからこそ、そなたの言葉には嘘がないと分かるし。
余の遊びにつき合ってくれたのも、その……お友達というやつかえ?」


