姫様とウサ耳はえた金髪童顔



「酷い幻聴だなぁ。余がそなたらを遊び道具とした……クッ、酷い誤解だなぁ」


「あなたがそんな口振りするのは、大概嘘ばかりが含まれるんですよね……」


「余はただ、そなたらにこの世界を楽しんでほしかっただけだ」


「百歩譲ってそうしましょう。だが、“彼”は何です?まさか本当に、私を喜ばせるために会わせたわけではないでしょう。

あなたが行動する理由は二つだけ。一、己が世界に危機が迫る時。二、楽しめる時。

私だけを喜ばせることに、あなたの楽しみがあると思えない」


「それは誤解ぞ、ビルディ。余はそなたの喜ぶ顔を見て、確かに楽しめた。まあ、もっとも、まさか楽しめるとは思わなかったという意外あることだけどな。

――隠しても仕方があるまい。第一、隠してもバレてしまっているからな。ビルディ、そなた、もう分かっているのではないかえ?」