「………」
「私は全てを知っているのですよ、この世界が何なのか。あなたのことも全部。そうして、壊し方もね」
「………」
「自分の意にそぐわぬ形で物語を白紙にすることは嫌だ。あなたのセリフですが、そもそもの話、“物語を壊す可能性がある者”を招くのは何故ですか。
私に物語を白紙にさせたくない。だから、こんな決闘をした。あはは、本当におかしな話ですねぇ。
お茶会をするために?それはただのついでのように感じるのですよ。お茶会するなら、何故、クロスたちまで呼んだのか。本当に疑問ばかりですねぇ。だ、か、ら、私は自分勝手に考えてみました」
楽しく語る彼女。指でテーブルをなぞり、一本の線を書いた。
線といっても架空だが、架空でもイメージすることが出来る直線だ。
線の右端に姫が指を置く。


