姫様とウサ耳はえた金髪童顔



しゅっ、しゅっ。とシャドーボクシングをするあたり、やる気満々の姫。


クロスはラグナロクを始めて見たが、今までの会話から姫とラグナロクは付き合いがあるとは分かる。


ただ付き合いがある相手に武力行使をためらいなくやるあたり、かなり姫はラグナロク相手に良い思いはしていないらしい。


「しゅっ、しゅっ」


「姫、やる気満々なのは分かりましたから……つうか、俺がやらなきゃいけないんでしょう」


「一発ぐらい。この前、三日間ほど屋敷に帰らなかったのは、あの人のせいです」


「はっ、浮浪の旅に出たんじゃなかったんですか!」


「言っても信じないでしょう。魔法使いに別世界に連れて行かれただなんて。執務放り出して脱走したと思い込んだロードに、そんなことを言った暁には……ああ、死んだ、私」