姫様とウサ耳はえた金髪童顔



「そなたとて、わがままぞ。わざわざこうして壮大な歓迎をしたのに、すぐに帰りたいという」


「当たり前です。私だけでなく、クロスやロードまで招待されるのはいただけませんねぇ、とても。

第一、あなたは招待したかもしれませんが、私は承諾していない」


「サプライズというやつだ。楽しさが二倍になったろう」


「クロスのウサ耳以外で楽しめたことなどありません!」


「なぜそこは熱をもって力説してんですか……」


黙っていたクロスだが、つい口が出てしまう。


出したついでと、彼は姫に話した。


「何かよく分かりませんけど、当初の目的を果たしましょう、姫。それで元に戻れるなら」


「そうですね。あまりやりたくありませんが、武力行使だ。明らかにあちらが悪いのであれば、それも許されるし。こうしなきゃ、彼女はまた繰り返す」