「……、相容れないですね」
「そうだな」
くつくつと笑うラグナロク。
ただの笑いじゃなく、まるでこうなること望んでいて、叶ったことによる笑み。
「大人しく、余と楽しい楽しいお茶会でもする――では、そなたが納得すまい」
「ええ。最初から、私の目的はあなたを叩きのめすことだ。――ですが、そうしたい理由というのは、元の世界に帰りたいから。
あなた次第では、私たちだけを帰すことも出来るでしょう?あなたが書いた世界を白紙に戻したくないなら、私たちを必ず帰す約束をしていただければいい。
アリスとして、物語をまっとうしますよ。完結させます。そうすれば、物語また勝手に一に戻る。延々とまた繰り返される物語。ただ私たちという抜けた役者の代わりは、誰かが穴埋めしてくれる。
これならば、両者の目的を果たすいい案だと思いますがね。……あなたのわがままがなければの話ですが」


