動きたい足を、無理に地につけている感覚。膝あたりがぎしぎし鳴っているみたいだった。
「っ……」
「目的が変わったとは……、何故ですか」
「彼の姿を見ての変更だ。ウサギは嫌いなんだ、とてもとても、殺したいぐらい憎く、ねたましい」
「ああ、ジョーカーのトランプ兵とはあなたでしたか。三月ウサギさんを八つ裂きにしたという」
「知っているなら分かるだろう。『ウサギだから殺したい』、ただそれだけ」
「納得はできませんね。ウサギを殺したい?確か、あなたの愛おしい彼女は白ウサギさんなのでしょう。見た目は分かりませんが、そんな役柄ならばクロスと同じくウサ耳をつけているはずだ。
ならば、彼女さんだってあなたが殺したいというウサギになる」


