「クルキ、覚えました。では、私はこれで失礼しますね、クルキ」 「ん、ああ、ダメだよ」 「はい?」 にっこりと微笑む人の真意が分からなかった。 ――だって。 「こそこそとしている奴、出てきなよ。じゃなきゃ、殺しちゃうよ」 優しい声の主は、姫に銃を向けていたのだから。