「俺、思うんだ」
「いいから働けや」
「俺には、何かが欠けているとっ」
「欠けているもんばっかで、てめえはもはやポンコツだ」
「それを補うためには、やはり必殺技しかないと思うんだ!」
「あ、てめえの一番だめな部分は頭だったな」
「ドラゴンとか、魔王とか、ラスボス相手にしてこそ出せる技が欲しいっ」
「いざ出たら、泣いて命乞いするに一票」
「クライングナッコォォォ!」
「泣きながらパンチ!?つうか、てめえ、俺に拳向けやがって」
「え、だってお前、俺ん中のラスボスみてえな感じじゃん」
「そうかそうか。なら、俺がてめえボコボコにしてもいいわけだ」
「悪敵という名の親友だよ、お前」
「……いや、上手いこと言いました的に親指立てて言われても困るんだが。悪敵という名はいらんし、そもそも親友でもない」
「ごはぁぁぁ」
「うわ、きたねっ。唾撒き散らしながら倒れんな」
「ぐ、ぐふ。精神的ダメージにより瀕死の状態……、ポーションを、い、いや、俺ぐらいだとHPが9999あるやつはエリクサーじゃなきゃだめだ……」
「いいから働けやぁぁぁ!」
「ぎゃーっ」


