現実なんて見たくない

気づいたら自分の今まで築き上げてきたもの全て失っていた

誰にも対しても心を開かない私をかまうものはなく、私はこの広い世界で本当に一人ぼっちになっていた


気づいたら、あの場所にきていた。

だってここがゆういつ私を受け止めてくれる、
私の居場所だから。


『ねぇ、翔つらいよ、翔 ごめんね。こんな美優嫌いだよね。』


美優はこの場所で深いねむりについた。