教室に着くと、女の子たちの騒ぐ声が聞こえた。



「何、何ぃ?」


春ちゃんがその輪の中へ入って行く。




『え、まじで?先生から?』




春ちゃんの驚いた声が聞こえた。



戻って来た春ちゃんに




「どうしたの?何だって?」




「先生からバレンタインデーのお返しもらったんだって!」




私の大好きなあの夏樹先生?




「やっぱ礼にもあるんじゃない!?」




春ちゃんは一人テンション高かった。




私はもらえるか不安でそれ所じゃなくなってる。