「話してごらん。」 「…えっとね。私、先生が好きなの。すごく好きなの。先生…付き合って下さい。」 ストレートな告白だった。 でも俺は、生徒と恋をするつもりはない。 教師と生徒っていう関係を、越えることはない。 「ごめん、俺は教師だから…お前の気持ちに応える事は出来ない。」 泣き出す女子生徒。 こんなに生徒を傷付けるんだったら、俺は本当の俺を隠して過ごして行こう。 その時そう思ったんだ。