俺の携帯が鳴る。 礼からだった。 すごく喜んでる俺がいる。 もうすぐ着くんだって。 俺は身の回りを整理する。 なんか…本当、ここ俺ん家みたいになってたから…すっげぇいろんな物がごちゃごちゃしてる。 「……片付けるか!」 礼が来るまでに片付けよう。 数分後――… コンコン――。 ?? 何も言わないドアの向こう。 礼だとしたら… あのホワイトデーを思い出すな。