あの日と同じ様に固まっていると 「礼?何やってんの?」 ドアが開いて先生が顔を出した。 「あ、先生!」 「早く来いよぉ。」 少し拗ねた先生。 「ごめんね、先生。」 ずっと立ちっぱなしだった私の腕を引っ張った先生。 「遅いぞ…俺ずっと待ってたんだからな。」 そう言って私をぎゅっと抱きしめた。