コツ…、コツ…、 先生の足音。 急に近づいて来た先生に、 ドキっとした。 私の横を通る時、先生の匂いがした。 やばい。 ドキドキが、止まない。 通り過ぎた先生の背中に抱き付きたい。 先生のその大きな手で、 触れられたい。 私はしばらく先生の背中を見つめた。