僕の彼女は苺味




「お前これ……っ!!」



「ちょっと仕返し。じゃねー。」



満足気に笑いながら帰っていく奏太が僕の口に投げ込んだのは間違いなく苺飴。



「まず………。」



始めはくだものの苺の種の部分が嫌いなだけだったんだけど今は苺系全般がダメ。



やばい。


…………出したい。




だけどここは公共の場。


常識的に吐き出すわけにはいかないわけで。



仕方なく自分の部屋を目指すことにした。



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