泥棒は嘘吐きのはじまり



一人だけ顔のアップのような写真の下には、はっきりと真山恭平と書かれている。


証拠なんて証拠は必要ない。
本当の姿が、はっきりと写っているのだから。



「嘘だよね・・・・・・・・・?」


言葉が詰まる。弁解もできない。
嘘だといいたい。言えれば、自分がついてきた嘘も全て種明かしできるのに。



「ねぇ・・・?」


徐々に愛海が涙ぐむ。嘘だったのね?
あまりにも悲壮感なその目は言う。

ちょっと待ってくれよ、嘘だろ?って俺が言いたいくらいだった。