泥棒は嘘吐きのはじまり




愛は零れる。悔しいばかりに体育館に響き渡る。
そして誰も気付かない。


体育館の中で何回も何回もピンボールのように転がり、俺の意志を狂わせる。



不思議な感情があるもんだ。



奇妙な何かが俺に向かって抱きつくように、押し寄せる。



必死でもがいても、もがけばもがくほど溺れていく。くそ・・・


こんなはずじゃあ、ない。
こんな真っ暗になるつもりはなかった。