泥棒は嘘吐きのはじまり



何故こんなに悔しいなのだろう
と、ふと思った。


何枚もの壁が俺を遠ざけている。
それをぶちこわしたい。
全身全霊で、血だらけになっても突進してやりたいと思う自分がいる。



呼吸は止まる・・・。



また何も見えない世界が現れる。


今度は不安で仕方ない世界、知らない暗闇。
手の届くものばかりだった世界とは、また違う場所。


俺以外の人間は、全てくだらない人間じゃあなかったのか―――――