泥棒は嘘吐きのはじまり



「さっすが、勉強も手ぇぬかねぇのな」



あ、必要あった。
勝手にでた嘘も案外役にたつもんだ。
ちょっと恭平君のポイントアップしました。ラッキー。



審判のそれではプレーを再開します、っとした棒読みなセリフを聞いたあと、次の一瞬にはボールを相手陣地まで運んでいた。


あともう少し、もう少し・・・


憎きリングとの距離を測り、射程圏内におさえる。ここでも確実に俺は決めなければならない。


それがこの試合のルールだから。