泥棒は嘘吐きのはじまり



殴られたあとの彼女の表情、そしてどんな言葉を発するだろうか。
その後の嘆き。後悔。憎しみ。
様々なものが俺に生まれて、心をちくちくと攻撃したり、いつしか荷物がなくなってたり―――――



ダメだ、俺。こんな妄想まるで俺らしくない。

いま語ったすべては別の誰かが言ったんだ。

俺じゃない。考えるわけないだろ。


愛海は俺の理想の彼女なんだから...


「ホント愛海は可愛いよなー!」

ごしごしと、鼻水のついた手で愛海を撫でまくる。

「知ってる(笑)」