泥棒は嘘吐きのはじまり




彼らは腹をおさえて笑い、真っ白い机をバンバン叩き、涙を流して笑う。




自分ではとても笑えないような話を終えると、俺は薄ら笑みをみせた。



彼らとはかなり違う世界に存在しそうな感情を抱えて、彼らの笑顔となるべく同じように似せて笑う。



「もう恭平サイコー!」

「やばいやばい!!(笑)」


やっぱりこの中は暖かい。
自分を中心にして、人が俺を包み込む。

みんなが俺を愛している。
俺はちっとも愛そうとしていないのに。


なんという一方的な愛情なんだろう。