遠くで人形…いや、栗崎があたしを睨んでいるのが分かる。 そんなんであたしがひるむなんて大間違いだっ! あたしは栗崎をキッと睨み返す。 「何?」 「い、一緒に帰ろうっ!」 「何で?」 きたーそのそのパターン! で、でも…あたし、ちゃんと考えてきたんだから! 「い、い…一緒に帰りたいから!」