あたしは声にならない叫びを上げる。 「…じゃあ俺行くから。」 「えっ!?あ、うんっ!!」 遠藤くんはあたしをすり抜けて、教室へ戻って行った。 あたしは静かに遠藤君の後ろ姿を見つめていた。 ………まだ信じられない。 時間がたつにつれ、実感がわいてき口元が緩む。 …これは親友に報告せねばっ!