でも、何周か過ぎると、どうしてもあたしが他の人より随分遅れてしまって行く。 あぁ~…もうダメ。 キツすぎるぅー…。 あたしはダウン寸前だ。 横をチラッと見ると桃ちゃんは余裕の表情だ。 「…も、桃ちゃん…あたしもうダメだ…。 お願いだから…先に行っててぇー…。」 あたしが死にそうに言うと、桃ちゃんは”…分かった”と少し間をあけて了承し、走って行った。 さ、さすが桃ちゃん。 速いー。