「…………。」 やっぱ、怒ってるかな…? 「何点?」 「へ?」 「テスト。何点だったの?」 あ… 「えーっと……29点…です。」 その瞬間、遠藤くんの手によってくしゃくしゃとあたしの髪の毛が乱れた。 「!?」 「点数、前より上がったじゃん。」 そう言った遠藤くんの顔は穏やかで。 普段絶対笑わない遠藤君の口元が少し上がっているように見えた。