君は盾を守るんだ。 君のために生きて 君のために死ぬ事が 俺の願いなのに。 轢かれる直前に君は 俺を両手で突き飛ばした。 体が車の進路から僅かに外れ 俺は怪我をするだけで―― それだけで済んでしまった。 君は俺の代わりに 死んでしまったのに。 脚と腕が折れて 動くことが出来なかった。 俺の目の前で 君が苦しんでいたのに。 近寄ることも出来ずに 少し離れたところから 君が息を引き取るのを 泣き叫びながら見ていた。